アタシは馬鹿だから
社会で役に立てることも無く
いつでも助けてもらってばかりだ
お情けにすがって
感謝したり泣いたり悔やんだり
尺取り虫みたいな日々を過ごしてる
だけどプライドは無駄に高いから
アタシを選んでくれた人や
見捨てられずに助けてくれた人が
例え気まぐれや戯れの一瞬だったとしても
アタシに関わったことを
恥じる事がないよう
ちゃんと背筋だけは伸ばして歩く
もちろん中身なんてないし
ただのハリボテだけど
それでも堂々と胸を張って生きる
背中を丸めて、縮こまり
身だしなみも整えず
自らの価値が低い証明だけは決してしない
アタシを選んでくれた人や
助けてくれた人に失礼だから
嘘でも価値があるかのように背を伸ばす
1番の恩返しはアタシが本を書いて
いつか「アイツ知ってる、選んだ事ある」と
笑って話せるようになる事だけど
それはまだまだ遠い
悔しいことに緑内障もあるから
残された時間は少ないし
生活の余裕もないけど
アタシを働かせてくれる場所や
そこで出会えた人が思わず笑う姿を
想像するだけで楽しい
そうやって生涯をかけて精一杯
背中を伸ばして生きてやる
武士は食わねど高楊枝!